前進しない回答に被害者団体側は語気を強めます。
【被害者団体のメンバー】
「足を運んだわけでもなく、そこで見聞きしたわけでもなく、『数値がどうのこうの』『多量に魚を摂取したとは思えないです』とか、クエスチョンマークが付くようなことを実体験のない人たちがそこまで言う…」
【伊藤信太郎環境大臣】
「最大公約数の皆さまが『前進した』と『解決の方向に向かった』と言えるような政策を大臣としてやる」
伊藤大臣は17日の懇談後に、阿賀町で現地視察をしたと明らかにしました。

【伊藤信太郎環境大臣】
「現場を見ると、懇談会とはまた違った意味で水俣病の認識というものが出ますけど、これから地域と共生する形で環境を守る形で、どうやって地域の経済、なりわい、雇用を守っていくかということの大事さというものも、感じたところでございます」
【新潟水俣病患者会 萩野直路さん】
「今の現行の法体系でできることが十分ある」
「解決がきっかけとなるような話し合いにしていきたい」

新潟水俣病の公式確認から2025年には60年が経ちます。
被害者救済に向け、国はいつ動き出すのでしょうか?














