岩手県内の警察関係者が柔道と剣道の日頃の練習の成果を競う大会が18日、盛岡市で開かれ、現役の警察官や警察学校の学生が熱戦を繰り広げました。

この大会は、岩手県民の安心と安全を守る警察官の柔道、剣道の技術向上を図ることで、精神力も高めようと毎年開かれているものです。
18日は岩手県警本部と岩手県内15の警察署、そして警察官を目指す学生が学ぶ警察学校から合わせて300人余りが出場しました。

試合は柔道と剣道でそれぞれ個人戦と団体戦が行われ、力強い投げ技や巧みな竹刀さばきが繰り出されていました。
このうち、柔道の個人戦に出場した警察学校の千田陽生巡査は北上市出身の19歳で、小学2年生から続けた柔道の競技歴は12年にも及びます。
大会では先輩警察官を相手に決勝まで勝ち進み、惜しくも敗れて準優勝でした。
(岩手県警察学校 千田陽生巡査)
「こういう柔道も、現場に出た際には犯人を取り締まる際などに役立つと思うので、しっかり欠かさず続けて、市民の方から信頼されるような警察官を目指したいと思います」

参加した警察官や警察官を目指す学生たちは、仲間の声援を受けながら試合を通して、お互いの技術と精神を高めあっていました。