未成年の少女から卑猥な画像を受け取り、保存していたとして、海上自衛隊呉地方総監部は20代の男性隊員を懲戒処分にしました。
18日付けで停職2か月の懲戒処分を受けたのは、海上自衛隊呉基地業務隊に所属する海士長の男性(25)です。
海上自衛隊呉地方総監部によりますと、男性隊員は2018年8月ごろ、未成年の少女であると知りながら、卑猥な画像を受け取り、データを携帯電話に保存していたとしています。男性隊員と少女は知人関係だったということです。
2020年2月ごろ、少女の親族からの相談を受けた警察が、送信先履歴から男性隊員を事情聴取。刑事事件としては取り扱われなかったということです。
呉地方総監部によりますと、男性隊員が少女にSNSで「男性は女性の胸を見ると落ち着く」という内容の他人の投稿を送信したところ、少女から3回に渡って裸の写真が送られてきたとしています。
調べに対して男性隊員は「被害者の同意のもとで送信されたものであったため違法行為であるという認識は希薄だった。自分に全て非があることに疑いの余地はありません」などと話しているということです。
呉基地業務隊司令・朝永裕之 2等海佐は「国民の信用を失墜させかねない規律違反を起こしたことを大変申し訳なく思っています。本事案を重く受け止め、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。