盛岡商業高校の部活中の生徒の首にやり投げのやりが刺さった事故の発生を受けて、県教育委員会は17日、すべての県立学校に対して、事故防止の徹底を呼びかける文書を出しました。

盛岡商業高校の事故は、16日午後5時半ごろ陸上競技部の部活中、2年生の男子生徒の首にやり投げのやりが刺さり、病院に運ばれたものです。

学校によりますと、この生徒はグラウンドで助走の練習中に転倒。
持っていたやりの先端が地面に突き刺さり、後ろの部分が首に刺さったと駆けつけた消防に説明したということです。
生徒は病院に運ばれた際に意識はあり、会話も可能で現在も治療中です。
事故当時顧問の2人は職員室にいて現場にはいませんでした。

部活中の事故の発生を受けて県教育委員会は17日、すべての県立学校に事故防止の徹底を呼びかける文書を出しました。

(佐藤一男教育長)
「けがをされた生徒の一刻も早い回復を願っている。事故発生の原因究明をしっかりと行い、再発防止に向けて必要な対策を講じていく」

盛岡商業高校は17日、部活動を通常通り行ったということです。