東日本大震災の翌年から支援への感謝を伝えようと大槌町で行われてきたロックフェスが、2024年の開催を最後にその役目を終えました。「ありがとう」が詰まった最後のステージを取材しました。

7月14日大槌町で行われた「おおつちありがとうロックフェスティバル」。
合わせて13組のアーティストと団体が出演し、音楽で大槌町を盛り上げました。
このイベントは震災翌年の2012年、支援への感謝を伝えるために地元の若者を中心とした有志が始めました。
始まりの場所は、被災した町のショッピングセンターの屋上でした。


あれから12年。コロナ禍を経て2024年は5年ぶりのイベント開催となります。
そんな中、実行委員会は今回のイベントを最後の開催とすることを決めました。

(岡野茂雄さん)
「震災がなければこういうイベントをやることはなかった。ラストって掲げられるのはすごい誇らしいこと。ラストって憧れ」


(本番当日の岡野茂雄さん)
「おはようございます、本日は晴天なり」