静岡県富士市の住宅会社が、地域でリサイクルしたものを家の材料として使う取り組みを行っています。紙のまち・富士市で生まれた地球に優しい素材です。
新築住宅の建設現場で壁の中に詰めているのは、室内の温度を快適に保つために欠かせない断熱材です。
<建設業者>
「新聞紙とホウ酸を混ぜてつくった断熱材になる」
この断熱材は、新聞の古紙を使って作っています。木質繊維を原料にしたセルロースファイバーです。
<天野大輔記者>
「富士市にある住宅会社の工場なんですが、中に入ると新聞が山になっています」
富士市の住宅会社「イデキョウホーム」の工場には、地元の駅やコンビニで売れ残った新聞が積まれていました。工場で断熱材に生まれ変わります。
<イデキョウホーム 井出克広社長>
「細かくシュレッダーのようにして、ホウ酸系のケミカルなどを入れて、ふわふわの状態、ふわふわした綿の状態にして、最後輸送のために少し固めて出てきた状態」
回収した新聞を裁断し、細かい繊維にほぐします。そして、薬剤などを混ぜて固め、断熱材にします。地域で出た新聞の古紙を地域の住宅会社が断熱材に加工する取り組みは、全国的にも珍しいといいます。
<イデキョウホーム 井出克広社長>
「やはり富士市は紙のまちなので、できるだけそういうものを使うような家づくりを富士の会社がした方が喜ばれるかなという想いもあった」
地域の資源を循環することで、輸送などに関わる環境負荷を減らすこともできます。環境に配慮した断熱材ですが、性能面でもメリットがあります。
<古紙断熱材の家に住む人>
「最初に聞いた時は、紙で断熱かと正直びっくりしたところもあったが、ちゃんとしっかり断熱されている。快適。暑い夏でも寒い冬でも、同じような気温で常に過ごせるというのはストレスがない。住みごこちは良い」
富士市に住む女性は高い断熱効果があり、年中、快適に過ごすことができるといいます。
<古紙断熱材の家に住む人>
「高断熱、高気密というところで、エネルギーをむだなく使えるので、SDGsに貢献、達成できている」
さらに湿度を調整する効果や気密性にも優れていることから、エアコンなどを効率よく使うことができ、省エネにもつながっています。
<古紙断熱材の家に住む人>
「富士市の特産である紙が使われているというのはすごくうれしいし、自分も紙の文化をそのまま使えるというのはすごくいいなと思っている」
<イデキョウホーム営業部 山本康二グループリーダー>
「実際住んでいる人に喜んでいただいている。もっともっと頑張っていきたい」つくる時も、使う時も環境への負荷を抑えた断熱材。紙のまちで生まれた地域の資源を循環させる取り組みです
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