旧統一教会のトップ韓鶴子氏を最大級の賛辞で「マザームーン」と呼んでいた山本朋広衆院議員。なぜ、連呼したのか?これまでの取材に明確な答えはありませんでしたが、改めて送ったニュース23の質問状に、2週間経って回答がありました。一方、衆院選で旧統一教会の関連団体が自民党議員に推薦状を出していたことも判明しました。

■マザームーンと呼んだのは「名前を言い間違えないためだった」山本朋広議員と旧統一教会の関係性とは?


8月19日番組に届いた4枚のFAX。冒頭には、こう書かれていました。

「お返事が大変遅れて申し訳ありませんでした」

送り主は、山本朋広元防衛副大臣の事務所です。山本議員といえば…。

自民党 山本朋広 元防衛副大臣(2017年5月)
「マザームーンに先程カーネーションの花束をプレゼントさせていただきました」
「本当に皆様には我々自民党に対して大変大きな力をいただいていることを改めて感謝申し上げたいと思います」

旧統一教会が主催したイベントで韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁を讃える言葉「マザームーン」を連発し、自民党の組織的な関与を疑わせる発言もしていました。その真意を問いただそうとすると…。

自民党 山本朋広 元防衛副大臣(7月29日)
「もしもーし、もしもーし」
「きちっと事務所にご連絡いただければ対応いたしますので」


その事務所の回答が、これ。

事務所のメールでの回答(8月2日)
「相手方もあることですのでお答えを差し控えさせていただきます」

再度直撃すると…。

ーーなぜマザームーンと呼んでいたのか

自民党 山本朋広議員(8月5日)
「じむ、じむ、事務所の方にあの…」

ーー書類を送りました。毎回同じ返事でして…


私たちが改めて質問状を送ったのが8月5日。ちょうど2週間経った8月19日、ついに“マザームーン発言”の説明がなされました。その内容が…。