岩手県内の訪問看護を担う人材の育成や、看護の質の向上を図る支援拠点が8月盛岡市に開設されることになりました。

開設されるのは岩手県訪問看護総合支援センターです。
16日は関係者が集まって開所式が行われました。


高齢化や高度な医療が受けられる時代になり、在宅での「訪問看護」の需要が高まっています。
センターは県内の訪問看護におけるさまざまな課題を総合的に解決・支援するための拠点となります。
県内には5月1日時点で132の訪問看護事業所がありますが、人口10万人あたりの従事者の平均は53.3人と全国平均に比べ大幅に少ないのが現状です。
センターでは県やナースセンターなど関係機関と連携し、看護師免許を持つも看護師として働いていない「潜在看護師」の就業支援や、研修によって看護師を育成することで人材不足を補い、看護の質の向上も図ります。

(県看護協会 相馬一二三会長)
「在宅で生活している方々に、タイムリーなケアができる利点があると思っている」

センターは2人体制で運営され、訪問看護事業所の運営や開設の支援も担います。