山口県のオリジナル地鶏「長州黒かしわ」が、地域ブランドとして国から保護される地理的表示・GIに指定され、12日、山口県山口市でPRイベントが開かれました。



イベントは「黒かしわ地どり振興協議会」が開いたもので、消費者団体や調理師学校の学生などおよそ50人が出席しました。

このたび登録された国の地理的表示保護制度は、地域の農林水産物などを国が知的財産として保護する制度です。

一定の品質を保証されることから国からの「お墨付き」とされ、国内外への販路拡大が期待されます。

長州黒かしわは、国の天然記念物「黒柏鶏」を活用して県が開発したオリジナルの地鶏で、適度な歯ごたえとうまみが強いのが特徴です。



試食会では、アレンジ料理がふるまわれました。



永岡克也 アナウンサー
「こちらただの手羽先ではございません。なんとナイフが通る、骨が抜いてあるんです。さらに姿を現したのは美東ごぼう。料理長によると、大人なチキンチキンごぼうだそうです。美東ごぼうの味に負けない、長州黒かしわのうまみですよね。バランスが保たれていて、食感もいいですね」

せっかくなので、家庭でのおすすめの味わい方も聞いてみました。

セントコア山口 増本栄二郎 総料理長
「鶏のもも肉を購入していただいて、ご家庭でしちりんに炭をおこして、炭火焼き(バーベキュー)っていうのがおいしいかなと思います」

長州黒かしわは水分が多いため、塩こしょう多めがおすすめだそうです。

深川養鶏農業協同組合 田邉博之 常務理事
「味に関しては絶対的な自信を持っておりますので、あとはやはり皆さんにいかに知ってもらうか、これに尽きると思いますので努力していきたいと思っています」

対象店舗で長州黒かしわを購入した人を対象にした消費拡大キャンペーンが、13日から来月12日まで行われます。