夏休みまであと1週間ほど。海や川で遊ぶ人が増える本格的な夏を前に12日、警察官が山口県山口市で水難救助訓練をしました。



訓練したのは、山口南警察署の若手警察官18人です。

講師は救助活動のエキスパート、山口市消防本部・南消防署員4人です

海や川で遊ぶ人が増える本格的な夏を目前に控えて、救助を必要としている人にどのように声をかけ、救助したらいいかを学びました。

スローロープと呼ばれる、水に浮くロープや救命用の浮き輪の使い方を教わり、実際に海に入って実戦的な訓練をしました。

県内では、過去5年に水の事故が148件起き、94人が亡くなっています。

山口南警察署 地域課 内田紘貴 巡査
「助けたいという気持ち、はやる気持ちがあると思うんですが、やっぱり自身は平常心でやっていくことが重要だと思いました」

山口市消防本部 南消防署 三宅輝男 救助小隊長
「警察官はしっかりした装備と人員、資機材を持って安全に救助活動に当たっていただければと思っております」

救助活動では、自分の命を守りながら、相手を救助することが求められます。

警察官は訓練で学んだことを生かして、水の事故に備えます。