10日からの大雨の影響は、山口県内では12日も続きました。

JR西日本は、岩徳線、山口線、宇部線、小野田線の全線と山陽線の岩国~下関駅間、山陰線の滝部~下関駅間で始発から運転を見合わせました。

線路などの点検を行うためで、2日連続の計画運休です。


駅の利用者からは落胆の声が聞かれました。

利用者
「このぐらいのことやったら動いてほしい。不便ですね。都合があるんですけど」

利用者
「ちょっとびっくりしましたね。止まってたんで、電車が。雨が降ってないなら動いてほしかったですね」

改札の外には、運転再開を待つ人の姿がありました。

バスは、ふだんより混雑しました。



利用者
「バスの乗客はいつもの1.5倍くらい。混むので、早く電車は復旧してほしいなというのはあります」

利用者(ふだんは電車だがバス利用)
「ふだんよりも1時間以上は早く家を出てますね。せめて電車が走れる区間だけでも出してもらえるといいんですけどね」

運転見合わせが長引いたことについて、JR西日本に聞きました。

それによると、今回の大雨は範囲が広く、雨量が多かったことが関係しているということです。

倒木はないか、線路近くの斜面に異常はないかなど、周辺の安全確認や踏切など設備の点検に時間がかかったということです。

こうした事情を理解する声もありました。

利用者
「帰れないけどしかたがない。これで事故があったらね、JRのせいになったりするからね」

JR徳山駅前。



ふだんは学生の姿が多く見られますがまばらで、タクシー乗り場には行列ができていました。



利用者
「在来線が止まっててびっくり。新幹線は特にいつもと変わらず、そんなに客が多いという感じではなかったですね」

利用者
「在来線は結構止まりやすいなっていう印象はあったので、しょうがないところはあるのかなと」

山口線、山陽線、山陰線は午後から順次運転を再開しましたが、岩徳線、宇部線、小野田線は終日運転取りやめとなりました。

13日は通常通りの運行となる予定です。