山口県内最大のトマトの産地で12日、「山口あぶトマト」の本格的な出荷が始まりました。



「山口あぶトマト」は、萩市のむつみ地域から山口市の阿東地域にかけて栽培されています。

選果場では収穫されたトマトが大きさ別に分けられ、箱詰めされていました。

この地域は昼と夜の寒暖差が大きくトマトの栽培に適していて、56戸の農家が8.4ヘクタールの畑で農薬や化学肥料の使用を抑えて育てています。

栽培されているのは、「麗夏」「麗月」「桃太郎」という品種だそうです。



農家
「これは麗夏という品種です。さわやかな酸味とほのかな甘みとバランスのいい味が特徴で、まさにハンバーガーの真ん中にボンと乗っかっているような分厚いトマト、そういう感じで使ってもらっています」

今シーズンは、天候に恵まれ例年通り酸味と甘みのバランスのとれたおいしいトマトができたということです。

山口あぶトマト部会 倉増隆資 部会長
「品種が何種類かありますけれど、甘くておいしい「桃太郎」、酸味のある「麗夏」「麗月」とそれぞれいろんな味を楽しんでいただきたいと思います」



11月末までに県内を中心に1050トンが出荷され、3億円の売上を目標にしています。