これについて市の担当課に話を伺うと「森林がないため、なかなか活用が難しい。県に相談したり、全国の自治体の事例を参考にしながら事業を練っている」としていて、今年4月からは、森林環境譲与税を活用して、県産材を使って家を建てる際の補助金を新たに設けています。

さらに実は、国が進める森林環境税とは別に、石川県ではすでに県独自の森林税を設けているんです。それが「いしかわ森林環境税」。制度は2007年度から始まり、年に500円が県民税に上乗せされる形で徴収されています。実質石川県民は、森林にかかわる税金を1500円払っていることになります。