山口の三大祭りの1つ、「山口祇園祭」は今月20日に始まります。山口の夏の風物詩について学ぶ授業が山口市の小学校でありました。
参加したのは、山口大学教育学部付属山口小学校の3年生です。およそ600年続く「山口祇園祭」の歴史を知ってもらおうと、子どもみこしの運営などをする山口商工会議所青年部のメンバーが講師を務めました。「山口祇園祭」は京都の祇園祭にならい、およそ600年続く八坂神社の夏祭りです。県の無形民俗文化財に指定されている「鷺の舞」で知られ、祇園囃子を先頭に「裸坊」に担がれたみこしが練り歩く風景は、山口の夏の風物詩です。
児童は、この祭りは、疫病退散や地域の繁栄を祈るものであることを学びました。一方で、人手が足りないなど、課題があることも教わりました。
児童
「祇園祭で5・6年生になったら、子どもみこしとか担いでみたいなと思いました」
別の児童
「山口祇園祭を広めたいっていう気持ちがいっぱいあるんだなって思った」
山口商工会議所青年部 弥政勇作会長
「子どもたちもお祭りというか、この地域のことを考えた子どもたちがしっかりきょう育っていただいたので、とても僕たちが学ぶことが多い勉強の時間となりました」
児童は今後の授業で、きょう学んだ課題の解決方法を考えるということです。