きょう午前、宇部市のUBE・宇部ケミカル工場で劇物が噴き出す事故がありました。7人が液体を浴びたり、吸い込んだりして病院で手当を受けるなどしました。
会社などによりますと、きょう午前10時45分ごろ、工場プラント内で劇物「フェノール」のタンクを調整中、「フェノール」が噴出したということです。
この事故で、作業員の男性2人が液体を浴び、やけどを負うなどして市内の病院で手当を受けました。けがの程度は分かっていませんが会社などによると、意識はあり、「重篤な状態ではない」ということです。
このほか、5人がガス状の「フェノール」を吸い込んだとみられ、病院を受診しました。
警察によりますと、工場の外部には影響がないということで、工場付近で避難などは実施されていません。
警察などで事故の原因を調べています。