バルセロナ五輪・柔道71kg級で金メダルを獲得し、2021年に他界した古賀稔彦さんの長女・古賀ひよりさん。現在、大学で柔道部の主将を務める彼女の姿を追いかけました。

■父・稔彦さんと多くの時間を過ごした、愛娘

ひよりさんが所属するのは、岡山県にある「IPU・環太平洋大学」の女子柔道部(※2022年8月放送時)。実は、こちらは2007年の創部以来、父・稔彦さんが総監督を務めた部でもあります。そうした背景もあって、ひよりさんは兄妹のなかでも、特に父と多くの時間を過ごしてきたといいます。

稔彦さんは、家では“普通のお父さん”だったそう。かつてを振り返りながら「教える時には(金メダルを)獲ったという圧とかはなくて。五輪選手だからどうというのは、畳の上でも私生活でも感じることがなかった」と話してくれました。


父を亡くしてから、部の監督や仲間の存在に支えられてきたというひよりさん。そんな周囲の人々に「恩返ししたい」という思いで練習に励んだ結果、2022年の「全日本学生柔道優勝大会」では、部の団体戦で38校中ベスト4の好成績を収めています。


番組のなかで、ひよりさんは「頑張ってたら(父も)喜んでると思うんで、結果を残してやり切りたい」と父への思いや抱負を語ってくれました。今後の更なる活躍に、期待したいですね。

TBSで毎週土曜日に放送されている『バース・デイ』では、さまざまな“人生に刻まれた 忘れられない大切な一日”に注目し、紹介をしています。