9日の岩手県内は、梅雨前線や暖かく湿った空気の影響で、朝から大雨となっていて一時、宮古市門馬地区に避難指示が出されたました。
また、盛岡市など8つの市と町に一時、土砂災害警戒情報が発表されました。
引き続き、土砂災害や、河川の増水・氾濫に警戒が必要です。

梅雨前線や低気圧の影響で岩手県内は広い範囲で雨となっています。
午後4時までの24時間降水量は西和賀町・沢内で133.5ミリ、西和賀町・湯田で111.5ミリ、花巻市豊沢で97.5ミリなどとなっています。
この雨で一時、盛岡、花巻、北上、奥州、宮古、遠野、岩泉、紫波の8つの市と町に土砂災害警戒情報が発表されました。
宮古市は午後2時50分、河川増水のため門馬地区の118世帯219人を対象に避難指示を発令し、午後5時33分に解除しました。
岩手県によりますと、午後3時現在、花巻市の住宅3棟で床下浸水の被害が確認されています。

また、この雨の影響でJR東北本線、釜石線、北上線などに運休や遅れが発生しています。
10日午後6時までに予想される24時間降水量は、内陸と沿岸北部で40ミリ、沿岸南部で30ミリとなっています。
盛岡地方気象台は9日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。