今月28日から九州・沖縄で陸上自衛隊とアメリカ海兵隊との共同訓練が行われます。オスプレイが参加して山口県の岩国基地も使用されることに対し、4つの市民団体が抗議を示しました。

陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン24」は連携強化や対処能力の向上を図るために行われます。

アメリカ海兵隊、空軍、陸上自衛隊のオスプレイも9機程度参加し、給油などのため岩国基地にも立ち寄ります。

オスプレイは去年11月、鹿児島県屋久島沖で墜落事故を起こしていて具体的な事故原因は明らかにされていません。参加するオスプレイには事故を起こした同型のものも含まれるということです。

4つの市民団体は共同で会見を開き、「岩国基地が訓練に使用されることは、有事のときに岩国基地が参加することであり、市民が戦争に巻き込まれるおそれにつながる」として共同訓練に反対を訴えました。

共同訓練に反対する有志の実行委員会が主催して、今月21日午後2時から市役所前広場で市民集会を開くことにしています。