立憲民主党県連の埋橋茂人(うずはししげと)県議が、自身が代表を務める「党長野県長野市支部」に寄付し、所得税の一部控除を受けていたことが分かりました。

政治資金収支報告書などによりますと、埋橋議員は、自身が代表を務める「党県長野市支部」に対し、2021年に490万円、2022年に430万円を個人名で寄付し、所得税の控除を受けたということです。

その後、「党県長野市支部」は、21年に360万円、22年に220万円を「うずはし茂人後援会」に寄付しています。

法律では、政治家個人が自身の後援会などに寄付しても税の控除対象にはなりませんが、政党支部などに寄付した場合は、寄付額の約3割を控除されるか、課税対象の所得総額から寄付分が差し引かれます。

埋橋議員は取材に対し、税の控除を受けたことを認めた上で、「事務所の経費などに充てるために以前から続けてきた」としています。