離岸流とは、沖から海岸に押し寄せた波が、沖に戻るときに発生する海水の流れを指します。

昨年度、糸満市の大度浜海岸では離岸流による水難事故が2件発生していて、うち1件では62歳の男性が亡くなっています。

今回、第11管区海上保安本部が立ち会いのもと、記者がライフジャケットを着用して離岸流を体験すると、30mの距離をわずか10秒ほどで流されてしまいました。

記者が離岸流の流れに逆らって泳いでみますが…

▽神里晏朱記者
「どんどん流されていきます。岸に向かって泳いでいますが、沖に流されます」

流れには逆らわず “横に逃げる”

色のついた液体を流して、離岸流の速さを見てみるとー

その流れは、オリンピック選手の泳力でも逆らって泳ぐことが難しいと言われています。では、マリンレジャーの際に離岸流に流された場合、どう対処すればよいのでしょうか。


▽第11管区海上保安本部 小坂和彦交通安全対策課長
「海岸と平行に泳ぐようにしてください。流れに逆らって泳ぐと非常に危険です」

離岸流に流されたら、まず海岸と平行に泳ぎます。沖に向かう流れから逃げるためです。沖に流されなくなったら、岸に向かって泳ぐようにします。

離岸流に巻き込まれると、命を落とす危険性もあります。去年2023年、沖縄県内では離岸流によって9人が流され2人が死亡しました。本格的な夏を迎えた沖縄で、安全にマリンレジャーを楽しむためにはー

▽第11管区海上保安本部 小坂和彦交通安全対策課長
「これからの季節、特に8月になると事故が増える傾向にある」「ライフジャケットを着けて、連絡手段を確保していただく」


離岸流は珍しい現象ではなく、どこでも発生する恐れがあります。マリンレジャーを楽しむ際は、離岸流の特性を理解しライフジャケットをしっかりと着用するなど命を守る備えが必要です。