都議補選が自民総裁選に影響か

井上貴博キャスター:
都議会議員の補欠選挙について、TBSスペシャルコメンテーター星浩さんによると「都議会議員の補欠選挙結果の影響が大きいのではないか。自民党が勝敗ラインとしていた4勝を大きく下回った事で岸田総理の総裁選戦略も厳しい情勢になりそう」ということです。8選挙区で候補を擁立した自民党が“2勝6敗”に終わりました。

この週末に実施したJNN世論調査では、岸田内閣の支持率(前月調査比)は…

▼不支持 71.5%(-0.1ポイント)
▼支持 26.9%(+1.8ポイント)
▼答えない・わからない 1.6%

岸田総理にいつまで続けてほしい?か聞いたところ…

▼すぐに交代 27%
▼9月の任期まで 61%
▼できるだけ長く 7%
▼答えない・わからない 4%

※JNN世論調査
調査:7月6日・7日  
対象:全国18歳以上 2216人
方法:RDD方式(固定・携帯)
有効回答:1021人

今回は既成政党に対する「NO」という意見が強かったのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
都議会の補欠選挙は各党が公認候補を出しているため各党の力関係がよくわかるということで注目されています。

また、八王子の萩生田光一さんや板橋の下村博文さんなど、自民党の裏金関係議員の選挙区があり、そこでの戦いぶりが注目されましたが、萩生田さんの地元・八王子では敗れました。補欠選挙をみる限り、やはり裏金の逆風は未だ収まっていないということがわかります。

ホラン千秋キャスター:
都知事選では小池さんが自民党と連携をとっていて勝利ということですが、それは関係ないということですか?

星さん:
小池さんはうまく立ち回って「自民党隠し」をしたというのでしょうか。岸田さん・茂木さん・小池さんが並んで演説する場面はなく、有権者も「小池さんは自民党の候補なのか?」と感じる人がいたかもしれませんし、そこは小池さんの作戦勝ちだと思います。