熱中症リスクを示す「暑さ指数」を知ろう

熱中症の危険度を示す「暑さ指数」は、31以上を危険な暑さと分類し、警戒を呼び掛けるものです。予報区内のどこかで最高の暑さ指数が33を超えると予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されます。

気温だけでなく湿度が高いと汗が蒸散しにくいため体温調節が難しくなります。より熱中症リスクが上がるため、同じ気温や日射量でも湿度が高ければ暑さ指数は上がるのです。

気象情報を提供する各社のサイト・アプリなどで提供されてる「暑さ指数」などの情報を積極的に入手して、熱中症リスクを適切に把握するように努めてください。

暑さ指数「WBGT」の目安
■31以上:危険
■28以上31未満:厳重警戒
■25以上28未満:警戒
■25未満:注意

また日常生活と運動時でも注意すべきポイントは異なります。



環境省は、暑さ指数31以上での日常生活の指針で「高齢者は安静な状態でも熱中症発生の危険性が大きい」と注意を呼びかけています。

運動に関する指針では「特に子どもの場合は運動を中止すべき」としています。

熱中症予防のための行動

熱中症を防ぐためには、エアコンなどで涼しい環境にして過ごし、こまめに休憩・水分補給・塩分補給するようにしましょう。

また屋外など涼しい環境で過ごすことができない場合は、衣服を緩め、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇いだりして、氷やアイスパックなどで冷やせるように準備しておきましょう。