厳しい暑さが続くなか沖縄県内では熱中症による20代の死者が2週連続で確認されました。救急搬送も増加傾向で、県は積極的な熱中症対策を呼びかけています。
県や消防によりますと6月28日の夜、本島南部の南城市で、28歳の男性が住宅の寝室で倒れているのを帰宅した妻が発見しました。男性は心肺停止の状態で病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
現場に駆けつけた救急隊によると、当時の詳しい室温は記録されていないものの室内は高温だったということで、消防庁が熱中症による死亡として統計に含めています。

県内で6月30日までの1週間に熱中症で救急搬送された人の数は、速報値で152人と前の週から約1.5倍となり、2週連続で増加しています。
そのうち半数を超える77人は、今回の死亡事案と同じ住居からの搬送で、県は室内にいてもこまめな水分補給に加え適切にエアコンを使うなど、基本的な予防対策の徹底を呼びかけています。