チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が6日、89歳の誕生日を迎えました。
ダライ・ラマ14世は6日、「誕生日を祝ってくれる世界中の人に感謝する」などとする動画メッセージを公表しました。
ダライ・ラマ14世は先月からひざの手術のためアメリカのニューヨークに滞在していて、「手術後の経過は順調だ」と述べたほか「足の不調以外は基本的にとても健康だ」と強調しました。
また、今後も世界中の人々に対し「ブッダの教えを伝える活動を続けていきたい」としています。
チベット仏教ではダライ・ラマの死後、「生まれ変わり」を後継者として探す伝統があり、インドにあるチベット亡命政府は「ダライ・ラマが90歳になったときに生まれ変わりをどのように選ぶのか何らかの決定を下す可能性がある」としています。
しかし、後継者をめぐっては亡命政府と対立する中国政府が自分たちに都合のいい「ダライ・ラマ」を独自に擁立し、チベット社会への影響力を強めようとするのでは、と懸念されています。
ダライ・ラマ14世の健康状態とともに後継者をどのように選ぶのかに注目が集まっています。
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