ことし4月、七戸町で男性の遺体が見つかった事件で、男性を自宅から連れ出し、暴行などを加え車で連れ去ったとして監禁などの罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

監禁などの罪に問われているのは、本籍が七戸町で無職の町屋勝彦(まちや・かつひこ)被告53歳です。起訴状によりますと、町屋(まちや)被告はことし1月、七戸町のトラック運転手の男性を自宅から連れ出し、暴行などを加え車で連れ去り、監禁したとされています。青森地裁できょう開かれた初公判で、町屋(まちや)被告は起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で、この事件で死体遺棄の罪で起訴されている十枝内伸一郎(としない・しんいちろう)被告から報酬として1万円を町屋被告が、受け取っていたなどと指摘しました。またその後の調べで町屋被告に渡された報酬は、総額で3万円だったことが明らかになり、このことについて町屋被告は、「生活費に使えると思った」と述べました。これに対し弁護側は、町屋被告は男性殺害に関与はなく、あくまでも十枝内被告に支配されていた立場だったととしています。次回の公判は、今月16日を予定しています。