夏休みの自由研究の宝庫!水族館。川崎市にある水族館ではこの夏、子どもたちが雑誌記者になり、生き物や飼育員たちを徹底取材しました。彼らが作り上げた「世界に一つだけの雑誌」とは?
■水族館で子どもたちが記者に変身! 世界に一つだけの雑誌作り

元気に挨拶をする子どもたち。彼らがやってきたのは…
アマゾン川に生息する「ピラニア」や“人食いナマズ”といわれる「ジャウー」など世界の驚きの生き物が約350種類もいる「カワスイ川崎水族館」。この夏休みに開催したのが…
カワスイ川崎水族館スクールリーダー 浅野目健大さん
「いつもの水族館とはちょっと違った見方を皆さんにして頂くことで、もっともっと生き物が好きになるのか、水族館に興味を持ってもらうのか、『カワスイウォーカー』という特別な雑誌を皆さんに作って頂きたいと思います」

KADOKAWAの人気雑誌「Walker」とコラボし、雑誌編集者が取材の仕方を指導します。
Walker誌編集者 近藤智樹さん
「自分が好きなことを伝えることが大切なので、そこを意識して今日は見て回ってください」
子どもたちそれぞれが世界に一つだけの雑誌「カワスイウォーカー」を作る、というのです。
参加者の親
「文章を書くのが少し苦手かもしれないので、出来上がりは楽しみですけど、ちょっとそこだけ緊張しているみたいです」
不安そうに見守る親たちの心配をよそに子ども達は…

カワスイ川崎水族館 浅野目さん
「ここが多摩川ゾーンになります。下流の方は小さな石が入っています。これ石も大きさが違うのは何故か分かりますか?」
参加者
「下流に行くにつれて(石が)削られていくから」
浅野目さん
「お、すばらしい!」
ちびっ子雑誌記者として張り切って取材開始です!
■魚に詳しすぎる!ちびっこ記者「大好きな多摩川の魚たちを中心に…」

Nスタが出会ったのは魚に詳しすぎる小学5年生、小林幸生くんです。
Nスタ
「一番好きな魚は?」
幸生くん
「全部好きだから迷っちゃう」

趣味は釣りで、自宅でも多くの魚を飼っています。川崎市に住んでいることもあり、これまでに100回以上もカワスイに訪れている、まさに“カワスイマスター”です。
浅野目さん
「ムギツクとオヤニラミですね」
幸生くん
「ムギツクはオヤニラミに卵を…」
カワスイ川崎水族館 浅野目さん
「そうなんです。托卵するんですよ。そこらへんを(雑誌で)紹介しても面白いと思いますよ。ムギツクとオヤニラミが共存しているみたいなことを」
なんだか良い雑誌ができそうな予感。しかし、バックヤードでは一転、写真を撮らずメモもあまりしていないような…
Nスタ
「写真は撮らなくていいの?」
幸生くん
「うん、すでに知っているから」
実は、これまでバックヤードツアーに何度も参加したことがある幸生くん。雑誌も“大好きな多摩川の魚たちを中心に作りたい”ということで、取材はそこそこに、部屋に戻っていざ編集開始です!