今週は「SDGs」につながる活動をお伝えしています。

今回は農作物の栽培から加工、販売までを行う、障害者施設の「農福連携」です。


房にたくさんの実が付いた干しブドウや、山梨県産のフルーツで作ったドレッシング、それに勝沼産のワインなど。


これらの商品を作るのは障害のある人たちです。甲州市にある 障害者就労支援事業所ケアフィットファームでは、様々な障害のある人たちおよそ20人が働いています。


働いていている女性:楽しいです。休むことなく通勤したい。


食品の加工だけでなく、原材料となるブドウなども栽培します。

畑では、ワイン用ブドウ「甲州」の笠かけがピークを迎え、慣れた手つきで次々と作業を進めていました。

ブドウの笠かけ作業がピーク

畑作業が丁寧なことから、近隣の農家から手伝いを依頼されることも多く、担い手不足の解消にも一役買っています。

働いている男性:
木の周りの草取りが得意。(頼られることは)ありがたくてうれしい。


ケアフィットファーム 支援員 小沢尚美さん
色んな方と関わる事、商品や農作物が出来上がったりすることで、それぞれが楽しみながら地域の社会貢献ができているというところで、やりがいを感じている。


栽培から加工、そして販売まで。障害の垣根を越えて誰もが生き生きと働く施設の活動は、持続可能な「農福連携」の形となっています。


なお8月19日には、道の駅富士川で農福連携をテーマにした催しが予定されています。