■メジャーリーグ アスレチックスーレンジャーズ(日本時間17日 グローブライフ・フィールド)

レンジャーズ・有原航平(30)が本拠地のアスレチックス戦で335日ぶりにメジャーのマウンドへ帰ってきた。去年メジャーデビューを果たし2勝を挙げたが5月下旬に右肩の動脈瘤を治療するための手術を受けて長期離脱。9月には事実上の戦力外通告を受けた。レンジャーズのマイナーに所属し、今年のキャンプも招待選手として参加したが成績を残せずマイナーキャンプへ降格となった。
それでも今年はマイナーで18試合に登板し3勝6敗、地道な努力で再びメジャーへのチャンスをつかんだ。

2021年9月15日(日本時間)以来、久しぶりに本拠地のマウンドへ上がった有原航平、1回1番C.スティーブンソン(25)への1球目は94マイル(151キロ)のストレート、カウント1-2と追い込むが勝負球のチェンジアップが甘く入りライト線へツーベースを打たれた。
続く2番T.ケンプ(30)にもヒットを許し無死一・二塁のピンチで3番S.マーフィー(27)をショートフライに打ち取ると本拠地のファンからは拍手が送られた。しかし4番S.ブラウンをチェンジアップでタイミングを外すがバットの先でレフト前に運ばれ先制点を奪われた。

続く2回も1死三塁のピンチを迎えると8番J.ブライド(26)にスライダーをライト前タイムリー、2イニング連続で失点してしまった。それでも1番・スティーブンソンからチェンジアップで復帰後初奪三振を奪うなど後続を抑えた。
3回、先頭の3番・マーフィーに1球目のストレートを狙われメジャー復帰後初被弾、このイニングも1点を失ってしまった。

球場の雰囲気にも慣れてきた4回にはこの試合初めての3者凡退に抑えると5回は5番E.アンドゥルース(33)スプリットで空振り三振、6番S.ランガリアーズ(24)はストレートで空振り三振と2者連続三振を奪った。
有原は5回2/3を投げ93球、被安打8、奪三振6、四死球4、失点3で復帰マウンドを終えた。