店主(2代目)勝也さんの息子、健人さんが、大星広告で働き始めたからだ。
ー敏夫さんのすごいところは?
▽店主の息子・大城健人さん 「おじいが描いてるとすぐ分かるのが、人の目。
おじいが描いているのは、目が生きているので。小さい頃からずっと、見てきているので、すごいと思います」

「おじいは昔、(手描きで)絵を描いていたけど、その時代の先を自分の親父がみて、プリンター導入などをやってきたと思うので、自分も未来をみて、次、みんながどう動いているのか見ないといけない。それも勉強しないといけない。そこはもう、頑張るしかない」
豊見城市のド派手な看板店を覗いてみると、半世紀にわたり時代の荒波を乗りこえてお客さんの信頼を勝ち取り、未来へ希望をふくらませる親子3代の姿があった。
【取材MEMO】
最近では、かつて大星広告で職場体験をした子どもたちが会社やお店を始め、看板を発注してくれたり、といったこともあるそうです。売上げ以上に、看板を通して地元で育った人たちとの関係が続いていることがとても嬉しいと、2代目の勝也さんは話していました。(宮城恵介)