暑い日が続いたと思えば、雨になり急に気温が下がるなど、ここ最近、天気の変化が激しくなっています。気象の変化によって起こるという「気象病」。その症状や対策を取材しました。

梅雨の体調不良“気象病”かも 頭痛・めまいなど対策は?

熊崎風斗キャスター:
“気象病”について、愛知医科大学病院の佐藤純医師に聞きました。

主な症状として、めまい、頭痛、吐き気、耳鳴り、倦怠感、肩こり、関節痛、起き上がれない、などがあります。

どんな人が来院するのでしょうか?

佐藤医師は「患者の75%が頭痛などを訴える女性で、平均年齢38歳です。今年は梅雨に入って急増している」と話します。

なぜ、気象で体調が悪くなるのでしょうか?

主に、温度(寒暖差)、湿度(高湿度)、気圧(高低差)などが大きく関係しているということです。

佐藤医師は「一番気象の影響を受けるのが耳の奥の内耳という所。そこから自律神経を介して体に影響を及ぼす」といいます。

また、「今年は特に患者が多い。今の時期に患者が多い要因として、梅雨の晴れ間が多い・湿度が高い・寒暖差が大きい事が影響しているのでは」と指摘します。

乗り物酔いする人、耳抜きが苦手な人、自律神経の乱れ(睡眠不足・冷え性など)を抱えている人は気象病に特に注意をしてください。