大舞台に強いのは
世界で戦う3人はお互いの強味も知る。「大舞台に強い人」を質問した所、サニブラウン選手と橋岡選手は揃って、北口選手を挙げた。
サニブラウン:
まぁ去年勝っていますからね。やはり世界女王の印象が強い!
北口:
(橋岡は)なんだかんだ帳尻合わせてくるんですよ。東京五輪とか、そういう時に強いイメージ。
橋岡:
ここ2年、それも振るっていないですからね…
サニブラウン:
温存していたんでしょ?
橋岡:
温存していた。
北口:
温存しているから
橋岡:
2年間、身を隠していた。
パリ五輪まで1ヶ月で見据えるのは
パリ五輪まで1ヶ月。3人とも大舞台を見据える。
サニブラウン:
前回大会は参加賞だけしか貰わなかったので、今回は形になるものを持って帰りたい。
橋岡:
東京五輪は不完全燃焼で悔しかったので今回は燃え尽きてもいいような意気込みとメダルを獲得できるように。
北口:
オリンピックで言えば悔しい思いをしたので、しっかり準備してオリンピックに挑みたいですし、何か貰えたらと思っています。
サニブラウン アブデルハキーム
1999年3月6日生 福岡県出身 190cm
父はガーナ人、陸上経験者の母の勧めもあり、陸上競技へ。15年世界ユースでは100m、200mで金メダル。17年世界陸上ロンドン200mで7位入賞。19年世界陸上ドーハ 4×100mリレー銅メダルメンバー (37秒43、 4走)。2019年11月、プロ転向。22年オレゴン世界陸上で100mで7位入賞。23年世界陸上ブダペストでは100mで6位入賞と世界陸上2大会連続入賞を果たした。日本選手権では17、19、22年で100m優勝、17、19年で200m優勝。100mのベスト9秒97は日本歴代2位。今年の5月ダイヤモンドリーグ(DL)第6戦100mで9秒99(+0.4)をマークし、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破。2大会連続となる五輪出場を決めた。東京五輪は200mでの出場だったが、100mでの五輪出場は自身初。
北口榛花(きたぐち・はるか)
1998年03月16日生 北海道出身 旭川東高~日本大学~JAL
東京オリンピック(2021年)では57年ぶりの決勝進出。2022世界陸上オレゴンで最終6投目で投てき種目日本女子初のメダルとなる銅メダル。2023年世界陸上ブダペストでは最終6投目に66m73のビッグスローで大逆転し、フィールド種目では日本女子初の金メダルを獲得した。昨季ダイヤモンドリーグでは3度の優勝、ダイヤモンドリーグ・ファイナルでは日本人初の優勝を果たした。パリ五輪代表内定。今季初戦のダイヤモンドリーグ第2戦で優勝。世界女王として自身初の五輪メダルを目指す。息抜きはK-POPと料理系Youtube鑑賞。
橋岡優輝(はしおか・ゆうき)
1999年01月23日生 埼玉県出身 八王子高~日本大学~富士通 183cm
18年アジア大会ジャカルタで4位入賞。19年世界陸上ドーハで8位入賞。21年東京五輪で日本勢37年ぶりの入賞となる6位。世界陸上は22年オレゴン、23年ブダペスト大会にも出場。3月今季初戦の米・フロリダでの大会でパリ五輪参加標準記録(8m27)をクリアする8m28を記録。日本選手権で優勝すればパリ五輪代表に内定する。自己ベストは8m36(21年日本選手権)。

















