イギリスを公式訪問中の天皇皇后両陛下。国賓としてチャールズ国王夫妻が主催する晩さん会に出席し、両国の未来を願うスピーチをかわされました。
天皇皇后両陛下 晩さん会出席 チャールズ国王 日本語で歓迎「おかえりなさい」

熊崎風斗キャスター:
イギリスに公式訪問されています天皇皇后両陛下は、バッキンガム宮殿でチャールズ国王とカミラ王妃主催の晩餐会に出席されました。チャールズ国王はスピーチの際、「イギリスにおかえりなさい」と日本語で挨拶をされました。

海外メディアによりますと、晩さん会では、天皇陛下の左側にチャールズ国王の弟・エドワード王子の妻ソフィ妃が着席されたそうです。ソフィ妃の頭上には、かつてキャサリン妃もお召しになった『ロータスフラワーティアラ』が輝いていました。
TBS報道局 牧嶋博子 解説委員:
本来であれば、キャサリン妃が着席されるはずでしたが、がんの治療中ということで、ソフィ妃が代わりにご出席されたのだと思います。おそらく、キャサリン妃が『私の代わりに出ていただいているので』というお気持ちで『ロータスフラワーティアラ』をお貸しになられたのではないでしょうか。
ホラン千秋キャスター:
ご出席されている方々のお召し物が華やかですね。
牧嶋 解説委員:
皇后さまがお召しになられているティアラは『皇后の第二ティアラ』と言われているものです。皇后さまのティアラは、歴代受け継がれてきたもので、1998年に上皇ご夫妻がイギリスにご訪問された際も、上皇后美智子さまがお召しになられていました。
皇后さまがこの『第二ティアラ』を海外公式訪問でお召しになられるのは初めてだと思います。「上皇ご夫妻の気持ちを私も継いでいます」という思いがこめられているのではないでしょうか。