パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラエル軍がパレスチナ人男性を車のボンネットに縛りつけたまま走行した問題で、男性が当時の状況について語りました。
これはヨルダン川西岸で22日、イスラエル軍が負傷したパレスチナ人男性を軍用車両のボンネットに縛りつけたまま走行したとする映像がSNSなどで拡散したものです。
AP通信などによりますと、イスラエル軍は当初、この男性について過激派の容疑者だとしていましたが、その後、軍に脅威を与える存在ではなかったとし、動画でみられるような行動は軍の規約に違反しているとしています。
男性は当時の状況について、自分が滞在していた場所の近辺に部隊が来ているとの情報があったため、見に行ったと話します。
パレスチナ人男性
「兵士がいて、家に戻ろうとした時、激しい無差別攻撃が始まりました」
男性は手や足を撃たれ、車の後ろに隠れていましたが、その後、兵士らに暴行されました。そして…
パレスチナ人男性
「軍は私の手と足をつかんで車両のフロント部分に投げました。落とされたとき、とても熱くて大きな声で叫んでしまいました。そして車体の上で15分から20分横たわった状態だったのです」
軍は、男性について探していた人物ではないと分かると、救急車を呼んだということです。
当時の映像を見たアメリカ国務省のミラー報道官は「全く受け入れられない行為だ。決して人を人間の盾として使うべきではない」としたうえで、「イスラエル軍は何が起こったのか迅速に調査すべきだ」としています。
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