トウモロコシブーム到来?

クックパッド食トレンド予測2024には、「パリおにぎり」「モノクロスイーツ」「クラフト紅茶」などに並んで「とうもろこし」が入っています。
とうもろこしは品種改良によっていろいろなバリエーションが増えていて、今年は‟とうもろこしブーム”が来ると予測されています。
「第1回全国トウモロコシ選手権」開催

6月20日に『第1回全国トウモロコシ選手権』が行なわれました。
主催は日本野菜ソムリエ協会で、これまで枝豆・トマト・みかん・桃などの野菜や果物を品評してきましたが、トウモロコシだけに特化した全国規模の品評会は初めて行われたそうです。
今回は、全国から25品がエントリー。
審査員は野菜ソムリエ30人です。
生産地や品種、生産者などの情報は伏せて審査を行い、審査員全員の合計得点によって各賞を決定しました。
野菜ソムリエ協会広報の佐藤泰之さんは、「今まではとうもろこしというと北海道が名産地でしたが、各地で甘み・旨味を追求したとうもろこしが誕生している」と話しています。
受賞したトウモロコシの中から、最高金賞1品と金賞2品をご紹介します。
【金賞】しぶきが飛ぶほどの水分量『朝生とうもろこし』

金賞1つめは、岐阜県にある備中農園の『朝生とうもろこし』(1本約600円)
シャキシャキ感と、かぶりつくとしぶきが飛ぶほどの水分量が特徴です。
平均77%とされる含水率は、なんと85%以上もあります。
備中農園取締役の杉江保彦さんによると、果物に近づけるように水分量を増やすことが目標で、粒を大きく膨らませるためにブドウの土を参考に土作りをしたそうです。
≪審査員のコメント≫
「さっぱりしているけどしっかりと甘い。
とてもみずみずしくかじると弾ける食感が楽しいです。」
「皮は硬めでフルーティー 甘くてジューシーです」
おすすめの食べ方は「生でそのまま」ということで、スタジオの朝日奈央さんが試食。
コメンテーター 朝日奈央:
すごくみずみずしい!待ってフルーツみたい。シャキシャキ!
このシャキシャキ感は確かに生の方がいいかもしれない。
販売はネット、直売所、スーパーなど。詳しくはHPをご確認ください。
【金賞】クリーミーでとても甘い『HAKU(はく)』

金賞2つめは、静岡県にある野末農園の『HAKU(はく)』(4~6本約1200円)
販売は野末農園の販売所のみで行なっています。
特徴は、クリーミーでとても甘いこと。糖度が20度以上と、なんとマンゴーやメロンよりも高くなっています。
簡易的なビニールハウスを使っていて早い時期から収穫できるので、他のとうもろこしと時期をずらして収穫することができます。
レタスの後作で土に栄養がまだ残っている冬のうちに種まきをしているそうです。
≪審査員のコメント≫
「白い粒で甘みが強く食感もシャキシャキしてバランスが取れている」
「大きくてハリがあり実のぎっしり感が印象的。香りは香ばしく大人の味わい」
おすすめの食べ方は、薄皮を1枚残してラップで包み、電子レンジ(500W)で3分。
弁護士 八代英輝:
真っ白で大きいですね。
甘い!人生で食べたトウモロコシで一番甘いです。60年にして初めての経験です。
これ本当フルーツですね。