韓国でことし、食べることが禁止されたのが犬の肉です。世界最大の犬肉消費国の中国では、どのように受け止められているのでしょうか。
中国南部にある広西チワン族自治区、玉林市。人々が食べているのは…犬です。
観光客
「(Q.おいしいですか?)おいしいよ。一口食べてみなよ。香ばしくておいしいよ」
地元の人
「(Q.おいしいですか?)もちろんおいしいよ。食べてみる?」
「体が比較的弱っているときに食べると、体力がつくよ」
調理するのは食べるために飼育された犬です。
中国では古くから「夏至の日に犬の肉を食べると体にいい」と言われていて、玉林では、毎年、夏至の日に「犬肉祭り」が開かれ、多くの人が犬の肉を楽しみます。
「犬肉祭り」の1日だけで、1万匹が食べられるといいます。
中国メディアによりますと、世界では年間2000万匹から3000万匹が食べられていますが、うち1000万匹から1500万匹が中国で食べられているという、世界一の犬肉消費国です。
犬肉をめぐっては韓国で1月、販売などを禁止する法律が成立しましたが、これについて中国の人はどう思っているのでしょうか。
店員
「(Q.韓国では禁止になりましたが?)これは伝統文化なので、中国では禁止になりません。(Q.反対の意見もありますが?)反対しても無駄ですよ」
地元の人たちも…
地元の人
「(Q.韓国では禁止になりましたが?)私たちは韓国人じゃないので関係ないよ」
「イスラム教も豚を食べないなど、地域ごとの習慣があるからね。あなたたちが、牛や羊を食べるのと同じだよ。私も犬を飼っているけど、これは食用の犬だから、ペットとは違うよ」
もちろん、反対する声もあります。これは、動物愛護団体の投稿です。
「野蛮で血なまぐさい習慣!世界に軽蔑される!犬肉祭りを取り締まろう!」
広東省深圳市では、3月から犬肉の販売を禁止しました。
中国政府も特に国外からの視線に敏感になっているようで、取材中にこんな出来事が…
記者
「警察の関係者が立ちふさがって、撮影をするなという風に傘を広げています」
地元の警察が撮影を妨害してきました。
伝統文化か、それとも、動物虐待か。犬肉文化が根付く中国もそのはざまで揺れ動いています。
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