■第104回全国高校野球選手権大会 第10日目 第1試合(15日 甲子園)

3回戦 明秀日立(茨城)4ー5仙台育英(宮城)

夏の甲子園出場は明秀日立は初出場、仙台育英は3年ぶり29回目。明秀日立は選抜大会は2回出場。ともに2回戦から出場し、明秀日立は2ー1で鹿児島実(鹿児島)、仙台育英は10ー1鳥取商業(鳥取)に勝利していた。

明秀日立は4-2とリードした7回無死満塁で「背番号9」左腕・石川(3年)がこの日、3度目のマウンドへ。4番・斎藤(2年)を空振り三振も続く尾形(2年)に押し出し四球を出す。1死満塁で「背番号1」右腕・猪俣も、この日3度目の登板も遠藤(3年)に押し出し四球、岩崎(3年)に犠飛を打たれ、3点を奪われ逆転を許した。1点を追う8回は二塁に走者を出すも得点できず、9回は三者凡退に終わった。茨城県勢として2016年常総学院以来のベスト8進出はならなかった。

明秀日立は2回、先頭・石川(3年)がツーベースで出塁し1死後、小久保(3年)の四球で1死一・二塁から武田(3年)のタイムリーで先制。3回1死から本坊(3年)が安打、2死から二盗を決めると石川のタイムリーツーベースで1点を加える。

4回、先頭・武田がレフトポール際へ大会22号ソロを放ち、6回は1死満塁から平野(2年)がスクイズを決めて4点目を奪っていた。

投手リレーは先発・石川が1回1死三塁を抑え、2回は3者連続見逃し三振。2点リードの3回1死二・三塁でスクイズを決められるが、なお1死一・三塁ではスクイズを外し1失点でしのいだ。

3-1で迎えた4回1死一・三塁で猪俣が登板、タイムリーで1点を失うも後続を断った。5回2死二塁で石川が2度目のマウンドへ、二ゴロで得点を与えず。

6回2死一・二塁では猪俣が2度目の登板でピンチを切り抜けていた。

■明秀日立 甲子園の戦績

2018年 選抜 1回戦 4ー3 瀬戸内(広島)
      2回戦 10ー1 高知(高知)
      3回戦 1ー5 大阪桐蔭(大阪)

2022年 選抜 1回戦 8ー0 大島(鹿児島)
      2回戦 1ー2 市和歌山(和歌山)