全国に挑む、ある高校生の “熱く、ストイックな日々” を追いました。バラ咲き誇る街・福山市。その中でも広島県最東端に位置する高校が、広島県立大門高校です。
福山の街が一望できる高台にあるこの学び舎にひときわ背中の大きな男子生徒がいます。この春、大門高校に入学した、甲斐清十郎 くんです。

クラスメートたち
「ふだんはけっこう “乙女” なので、けっこう “キャピキャピ” しています」
「どういうところでもほめてくれるみたいな」
「いつも清ちゃんのおかげで楽しい学校生活を送れているので」

いたってどこにでもいる高校生に見えますが、実はとんでもない能力を秘めているスーパー高校生なんです。

学校を終えた清十郎くんは、自転車である場所へ向かいます。向かった先というのは、トレーニングジム。

なにを隠そう、清十郎くんは高校生ボディビルダーなんです。
高校生ボディビルダー 甲斐清十郎 くん
「ジムは週5で通っています。(トレーニングは)筋肉の声を聞くっていうか…」

高校生ながら、その実力は折り紙つき―。2023年に行われたボディビルの全国大会(JURASSIC CUP)では20歳以下が出場できるルーキークラスで当時、中学3年生ながら見事9位に。現在は、とにかく体を大きくするためにトレーニングに取り組んでいます。
