世界遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」について、ユネスコの諮問機関・イコモスが資産範囲の変更など3点を求めた勧告に対し、新潟県の花角知事は要請に応じる方向で調整していく考えを示しました。
「佐渡島の金山」をめぐってはユネスコの諮問機関・イコモスが6月6日、北沢地区を資産の範囲から除くことなど3点について要請する「情報照会」の勧告を出していました。
林官房長官は13日、北沢地区について「資産範囲から除外し、緩衝地帯とする方針で対応する」とすでに明らかにしています。

「相川鶴子金銀山」の資産の保護を目的として緩衝地帯を沖合まで拡張することと、商業採掘を再開しない約束を示すことの2点の要請について、花角知事は19日の会見で次のように述べました。
「沖合への緩衝地帯の拡大と鉱業権者がもう商業採掘を行わないよう確認する、その方向で調整をしている」

花角知事は追加的勧告として配慮が求められている全体の歴史を説明する展示戦略については「引き続き対応を検討中」としました。














