理事長「再開発をお断りしたことは正解だった」
30年前、地元住民が首を縦に振っていれば土地は塩漬けにならず、地元も発展していたかもしれませんが…
(熱田神宮前商店街振興組合 伊藤康雄 理事長)
「再開発をお断りしたことは正解だったと思っている」


商店街の振興組合で理事長を務める伊藤康雄(いとう・やすお)さん(72)は、当時反対したのは「正解」だったと強調します。
(熱田神宮前商店街振興組合 伊藤康雄 理事長)
「ここをきれいにして良い思いをするのは、(当時の開発案では)ここに住んでいる人ではなかった。見ようによっては見苦しいが、皆さんそれなりに生活ができているのは、あの時に自分たちの道を進んだからだと、ぼくは思っています」



それでもいまは、再開発に期待するしかないといいます。
(熱田神宮前商店街振興組合 伊藤康雄 理事長)
「(老朽化で)家が危ない。このまま活用できるなら皆活用している」


伊藤さんが会長を務めるまちづくり協議会は、名古屋市と一緒に再開発の在り方を検討していて、今年度中には将来像を固めたい考えです。
(名古屋市 まちづくり企画課 加藤寛規 課長補佐)
「良い状態で盛り上がって来ているひとつの節目にはある。そういったタイミングをうまく使って、まちづくりもうまく事業化に進めたい」



熱田神宮の1900年もの歴史と共に続いてきた熱田のまち。
かつてのにぎわいを取り戻すことができるのかどうかに注目です。


2024年5月30日放送 CBCテレビ「チャント!」より














