飛込のパリ五輪代表が14日、栃木県宇都宮市で練習を公開。最年少の玉井陸斗(17・須磨学園高3年/JSS宝塚)は「金メダルを獲得したい」とパリ五輪への意気込みを語った。
男子高飛込に出場する玉井はこの日、高難度の演技も織り交ぜながら20本以上を飛び、感覚を確かめた。特に、10mの台から逆立ち姿勢で飛び込む「6245B(逆立ち後宙返り2回2回半)」を何度も繰り返し、飛び出しや入水の精度をチェック。「安定性も上がってきていて調子も悪くない」とリラックスした表情を見せた。
14歳で出場した東京五輪は7位入賞。その後、22年世界選手権で銀メダル獲得。先月パリ五輪本番会場で行われたフランスオープンでは、東京五輪金メダリスト・曹縁(中国)を抑えて優勝を果たした。飛込ニッポンの若きエースとして着実にステップアップしてきた玉井。「日本飛込界で(五輪の)メダリストがまだいないので、自分が第1号となれるように最大限を出し切りたい。金メダルを獲得したい」と大一番へ力強く目標を語った。
なお、飛込代表には玉井、坂井丞(31)、荒井祭里(23)、三上紗也可(23)、榎本遼香(27)の5選手が内定済み。全員が五輪経験者という盤石な布陣でパリ五輪に臨む。女子高飛込に出場する荒井は「飛込の演技時間は約2秒。1つの試合で2秒間×5本=10秒間しか演技することができないが、練習は長くて7時間くらいやっている。その分選手の思いが2秒間に詰まっているので、それを感じながら見てもらいたい」と魅力を語った。史上最強とも謳われる代表メンバーの”わずか2秒間”の戦いに注目だ。
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