新たな場所での再出発に笑顔があふれました。能登半島地震による大規模火災で工場が全焼、店舗兼住宅も全壊した石川県輪島市のケーキ店が6月、およそ130キロ離れた金沢市近郊の野々市市のシェアキッチンで営業を再開しました。

7日、大きな荷物を手に野々市市のシェアキッチンを訪れたのは高野護さんと母・貴子さん、そして88歳の祖母・美智代さんです。

母・貴子さん「これ重いしそこ置いといて」祖母・美智代さん「大丈夫だよ」

慣れた手つきでエプロンを身につけケーキ作りに取りかかります。貴子さんと美智代さんは現役のケーキ職人です。