東日本大震災で液状化被害があった千葉県 浦安市の職員が12日、新潟市役所を訪れ、復旧工事完了にはおよそ8年ほど必要だったと当時の状況を語りました。

新潟市役所で行われた新潟市復旧・復興推進本部会議。

この日は東日本大震災で大規模な液状化被害があった千葉県 浦安市の職員が訪れ、当時、市内のおよそ86%が液状化被害を受けたことや、大規模な復旧工事の内容などについて説明しました。

【浦安市 道路整備課 河本聡親 副主査】「全ての工事などが終わったのが令和2年で全体で8年程度かかってようやく落ち着きをみせた」

また、液状化の対策事業について180回の住民説明会を開きました。ただ、工事が実施できたのは1つの地区33戸に留まり、住民の合意を得る難しさを痛感したということです。

【新潟市 中原八一 市長】「住民によく理解してもらえるような工夫もしながら、この事業の重要性について説明をしていきたい」

新潟市は今後、液状化被害があった地域の地盤調査を行う予定で、浦安市の事例を参考にしていきたいとしています。