2023年9月、静岡県富士宮市内の病院で入院中の妻と娘を刺して殺害し、自殺を図った73歳の男性を、警察は6月11日、殺人などの疑いで、容疑者死亡のまま、静岡地検沼津支部に書類送検しました。
警察の発表によりますと、殺人と銃刀法違反の疑いで書類送検されたのは、静岡県富士市の無職男性(当時73)です。男性は2023年9月27日、富士宮市杉田の病院で、入院中の妻(当時72)と娘(当時40)を刃物で殺害した疑いが持たれています。男性は事件直後、自殺を図り、死亡しています。
妻と娘の死因は、胸を刺されたことによる失血死で、捜査関係者によりますと、刺し傷はいずれも1か所だったということです。無抵抗のまま刺されたとみられます。
妻と娘が入院していたのは、脳卒中や脳腫瘍の医療を中心とした専門病院で、娘は20年ほど前から脳卒中で寝たきりの状態に、妻も事件半年ほど前、脳卒中になりました。警察は、男性が2人の看病で精神的な負担を感じていたことが事件の背景にあったとみて、慎重に捜査を続けてきました。
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