年々増える「田んぼダム」稲への影響は

現在、県内の「田んぼダム」は水害があった須賀川市などで進んでいて、面積は去年の段階でおよそ530ヘクタールで年々増えています。

農家の皆さんにとって気になるのは水田への影響ですが、県によりますと、稲の生育段階によっては影響がないとまでは言い切れないということです。しかし、高い水位で水を貯めている時間を「24時間以内」にすることで影響を大きく減らすことができるということです。

ただし、協力する水田が少ないと、効果はあまり期待できず、流域でかなりまとまった面積で取り組む必要があります。

水害の軽減にダムの建設など莫大な費用をかけなくても取り組める対策として「田んぼの力」が今、見直されようとしています。