鹿児島市で先日、市電を舞台にしたホラーイベントが開かれました。
鹿児島をエンターテインメントで元気にしたいと意気込むグループと、交通局がコラボした、日本初の試みを取材しました。
鹿児島市内を走る市電。一見、いつもと変わらない風景ですが…

突如、車内はパニック状態に。血まみれの男が暴れ、叫び声が響き渡ります。

実はこちら、市電を貸し切って行われた日本初のホラーイベント。

次々に襲い掛かる恐怖の中、参加者たちは乗客にふんした演者とコミュニケーションをとりながら謎を解き、車内からの脱出を目指す、没入体験型のサスペンスホラーです。

イベントは、鹿児島市交通局の「市電コミュニティースペース提供事業」の一環で、貸し切り運行などの企画を募集し、採用者には無料で車両などを提供する取り組みです。

鹿児島市電は、運転手付きで50分1万3400円から誰でも貸し切ることができますが、利用されるのは月10回程度。交通局は、イベントを通して貸し切りサービスの認知度をあげ市電の活用に繋げたい考えです。
(鹿児島市交通局・総合企画課 東大二朗主査)「交通事業として経営が厳しい部分もある。単なる交通手段としてではなく、様々な手法や用途で活用していただければと思い企画を募集した」














