リニア中央新幹線の沿線10都府県が参加する期成同盟会の総会が7日、東京で開かれ、全線の早期開業に向けて国に要望を行いました。

東京で開かれた期成同盟会には、長野県の阿部守一知事や、5月に新たに就任した静岡県の鈴木康友知事など、沿線10都府県の関係者およそ270人が出席し、早期開業や沿線の活性化などが議題になりました。

会議では、静岡県の経済的メリットとして、東海道新幹線の増発や静岡空港などへの新駅設置なども提案。

その後、これらの内容を踏まえ、斉藤国交大臣や岸田総理に、東京・名古屋間の早期開業や名古屋・大阪間のルートの早期確定などを要望しました。

阿部知事:
「リニアの中間駅の街づくり、我々も一生懸命進めて参りますので、ぜひ政府も格別の支援を賜りますようお願いします」

岸田総理:
「政府としても国家的プロジェクトとして引き続き1日も早い全線開業に向けて取り組みを進めていく所存です」

期成同盟会は今後、JR東海にも、こうした要望を行うことにしています。