中国政府は、福島第一原発の処理水放出に反発して日本産水産物の輸入禁止措置を続けていますが、海洋環境に関する報告書では、中国周辺海域の放射性物質の濃度について「異常はなかった」と明記したことがわかりました。
中国の生態環境省が5月下旬に公表した2023年の報告書によりますと、中国周辺海域の海水や生物に含まれるストロンチウムとセシウムの濃度は基準値をはるかに下回っていたということです。
また、国内13か所の原発周辺の海域についてもモニタリングしたところ、国の基準値をはるかに下回っていて、「環境や健康に影響はない」としています。
検査結果の具体的な数値や調べた時期は示していません。
中国政府は、福島第一原発の処理水を「汚染水」と呼び、処理水放出に反発して日本産水産物の輸入禁止措置を続けています。
今回の報告書をめぐり、6日の中国外務省の会見で「処理水の海洋放出は中国に影響しなかったのか」と質問がありましたが、毛寧報道官は「国民の安全と健康を守るため、日本産水産物に対して必要な措置を取っている」と述べるに留めています。
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