長崎市は再来年度、県内初となる不登校の生徒のための「学びの多様化学校」を市民会館に開設する方針を発表しました。

自治体が設置する「学びの多様化学校」以前は「不登校特例校」と呼ばれていましたが、去年、文部科学省が名称変更を通知し、全国で300校の開校を目指す方針を打ち出しています。

長崎市は2026年4月、市民会館に市立桜馬場中学校の分教室として開設する方針で、実施設計予算660万円を6月議会に提案します。
長崎市の不登校児童生徒の数は昨年度1,156人で4年で倍増しています。

鈴木史朗郎長崎市長:
「学びの場を提供することは大変重要な事だと思っています。人口減少対策の意味でもこの学びの多様化学校の意義は大きいと考えています」

現在、市が設置している学びの支援センター「ひかり」には不登校の子どもが1日に約30人通っていて、市では「ひかり」でのトレーニングを経た転校を検討しています。














