山形県東根市ではきょう、さくらんぼの品質向上をめざし、実のなり方などを審査する「立木審査会」が行われました。
これは、さくらんぼの品質向上のため、栽培方法などを、広く共有しようと東根市果樹研究連合会が毎年行っているものです。

きょうは、市内11の園地で主力品種「佐藤錦」の審査が行われました。
審査は、農家や販売に関わる事業者などが行っていて、こちらの園地でも実の大きさ、色付き、木に実っている実の数など合わせて8つの項目で採点が行われました。

今年の佐藤錦は、猛暑の影響で実が2つになる「双子果」が多くなっています。
しかし、農家が摘果作業を丁寧に行ったため、一粒一粒の糖度が高く、色づきや実の大きさも良好で、おいしいさくらんぼに仕上がっているということです。


東根市果樹研究連合会 岡崎広良 会長「(今は)夜温が低く朝も低いということで、着色の方も良く、品質的には今最高に良い時期なのかなと。物価高騰でさくらんぼの値段も上がっているかと思うが、思っている相手の人に贈るとか、自分のためにご褒美という形で旬のものを味わっていただきたいと思っております」

東根市の佐藤錦の収穫は、今月10日ごろに本格化するということです。

今回良い成績となった農家の技術が共有され、品質向上につなげられていくということです。














