背景にあるのが飲食業界を取り巻く深刻な人手不足です。

帝国データバンク甲府支店は県内は外国人観光客の増加や外食需要の回復の影響が特に大きいと指摘します。

帝国データバンク 岩渕勝成 甲府支店長:
「小規模店舗は物価高騰の影響も重なり余裕持った人材確保は難しい」
「営業縮小を余儀なくされるケースは後を絶たない」

人生食堂こばやしは、5日はスタッフの親族が急きょ店に立って全面営業にこぎつけることができました。

客は:
「とてもおいしい店なので、手伝ってくれる人がいるといい」
「入れなかったら食べたくて来ているのでさみしい。混んでいると思ったのでうれしい」

今後は夜だけ営業する近隣の飲食店と協力してスタッフをお互いに派遣しあう試みも始めていて、街の賑わいを守ろうと試行錯誤しています。

人生食堂こばやし 店主 小林直樹さん:
「苦しいばっかりじゃないから、何か手立てを見つけることが楽しさになってはいる。ただ一番はお客さんに迷惑をかけないことを心掛けてやっていきたい」